2009年12月29日火曜日

appengineのリクエストライフサイクルの推測

今までのテスト結果などからまとめたリクエストライフサイクルを図にすると多分こんな感じ。



ここで、スピンアップを行なう実行単位をスピナープロセスと仮定すると、それらも起動時間がそれなりにかかるかもしれない。
まず、キューと予想されるリクエストの集合から、最初のスピンアップとなったリクエストを抜き出すと、こんな感じになる。このテストは500ms待ちのみのサーブレットで行なったものなので、全て同時に実行していれば1.2秒程度で並んでおかしくないのだけど、4秒、5秒と掛かっている場合がある。

また、スピナープロセスはリクエスト処理で何かブロックされてしまうと、次のスピンアップがブロックされてしまう。これは別のWebハンドラを作っておいて、デプロイ直後のリクエストでURLFetchServiceでそのURLをキックしてみると分かる。別のキューに振られないとインスタンスが起動できずにRequest was abortedされるはず。

処理時間やスピンアップに時間が掛かってると、スケールアウトのプロセスを一部ブロックしているようなものなので、急激なリクエストの増加に対応できないってことになる。
これはある意味AppEngineの弱点かもしれない。

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